The 23rd JAPAN TENT
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26いました。外国に留学できてうれしいのですが、「外国人だから友達にしたい」という考え方は良くないと反省しました。 将来は、日本語の先生になりたい。「日本って珍しい」「日本人って変な人」というイメージを持つポーランド人に、「そうではない」ことを伝えたい。(セレイ) かほく市の西田幾多郎記念哲学館で新しい言葉を見つけました。「月」という言葉です。「月」は小さい力ですが、世界のいろいろな人に影響を与える。とてもすばらしいと思います。 日本に留学できて、日本の文化だけではなく、自国のことも考えさせられました。帰国後は日本語の先生になることが決まっています。小さな力ですが、学生たちに私の考えを伝えたいと思います。(山折)西田幾多郎は日本を代表する哲学者で、西洋の哲学と東洋の哲学を統合しようとして努力し、独自の「西田哲学」をつくりあげた、石川生まれの哲学者です。「ふるさと愛」が、人と人の絆をつなぐ(山折)それでは最後に、ジャパンテントで体験し感じたであろう、人と人との絆の大切さについてお聞きします。(澤田) お父さんやお母さん、兄弟や友達を大事にする気持ちをどれだけ外にも広げていけるのかだと思います。留学時も、今もですが、いろいろな国の方と友達になりました。その人たちが自国に帰り、その国で洪水や地震やテロがあったとき、すごく心配になります。友達が世界中にいるのは、かけがえのない財産です。少しでも大事な人が外に広がることで、家族を思うような気持ちを広げていきたい。広げていくことで、世界が人ごとではなく、自分のことのように感じられると思います。(山折)世界の平和に貢献するには、自分の足元の問題から努力を始めるということですね。(マリエナ) 国際関係学が専攻ですから、人との付き合いは最も必要です。どうリンクし、どう話し合うかは、これからも考えなければならない。今は、人間社会を安定して続けるためにも、人との付き合いは最も必要なテーマなので、人と人との絆をテーマに研究したいです。(山折)世界の方々と会議をします。そうすると文化や歴史、宗教の違いから、議論をしても意見が一致せず、対立が深まっていくこともあります。奈良で会議があったときに、議論は一度中止して神社、寺、大仏、山、川という風土に触れる時間を取りました。すると「日本は、こういうところか」と、今まで議論していたのが、うそのように気持ちが打ち解け、絆ができ上がっていくように感じました。国際交流には言葉が大事ですが、言葉だけでは限界がある。そういうとき、自然や環境、風土が大きな役割を果たすかもしれない。(アガタ) 他国の留学生と話してみて、話しやすくて親しくなれそうな人と、そうではない人がいました。日本人でも話しやすい人とそうではない人がいます。私は今まで、それは私の日本語の問題だと思っていました。もう少し日本語ができたら、きっと話が通じると思い込んでいました。けれども、今回多くの留学生と出会い、それは日本語能力で決まるわけではないと分かりました。 大事なのは、日本語を上手に話すことではなく、日本語という道具を何のために使うかです。相手の言葉に興味を持って耳を傾けること、自分の言語能力を頼りに一生懸命、理解しようとする気持ちです。一生懸命に伝えようとする気持ちと、相手が言ったことを聞いて、興味なさそうに「そうなんですか」と話を切るのではなく、さらに質問したりして、話を深めていくことが大事だと思いました。日本語のレベルにこだわりがちな私は、本当は日本語が目的ではなくて道具だということを留学生の皆さんに教わりました。(セレイ) 人と人との絆には、「ふるさと愛」が大切です。自分のことやふるさと自慢を、ほかの国の人に伝えることが大切です。聞く相手が心を開くことも大切です。自分が自慢できるものを語り、相手が心を開いて受け入れる、両方同時に行われることで、人と人の絆ができる。ジャパンテントのテーマの意味が、ようやく伝わってきました。 カンボジアはあまり知られていない。知られていても、悪いことだけが多い。ときどき、「まあいいや、あきらめよう」と思いますが、ジャパンテントに参加して、あきらめるのは駄目だと思いました。あきらめると、私はほかの国のことだけを受け入れ、絆は一つの方向だけになる。自分のことも伝えることで、逆の方向も生まれてきます。(山折)これから世界の人と人とを結びつけ、絆を強めていくための基本的な問題が語られたと思います。どうもありがとうございました。第2部 留学生トーク 「世界をつなぐジャパンテントの絆」パネラーテイシェイラ・マリエナ・イリネウブラジル/東京大学パネラー クリコフ・アガタポーランド/京都教育大学パネラー ハック・セレイカンボジア/東京外国語大学
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