The 23rd JAPAN TENT
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5基調スピーチ「ふるさと愛」飛田 秀一 JAPAN TENT開催委員会会長/金沢経済同友会代表幹事/北國新聞社社長・主筆会場/北國新聞赤羽ホール 皆さんは、世界の三大料理を知っていますか。フランス料理、中華料理、3番目は日本料理でもイタリア料理でもなく、トルコ料理です。フランス料理、中華料理、トルコ料理を世界三大料理と言います。別に客観的にこういう条件だからナンバーワン、ナンバーツーとかの決まりはありませんが、世界の多くの方が料理についてはそう言っています。 それでは世界三大宗教はご存じですか。これはわかりやすいと思います。信者の多い宗教であるキリスト教、イスラム教、そして日本にも関係がある仏教、これを世界三大宗教と言います。世界三大映画祭はご存じですか。ヴェネツィア、カンヌ、ベルリンの各国際映画祭です。 さらに、いろんな世界三大がありますが、今日、私がお話をするテーマ「ふるさと愛」に非常に関係のある世界三大があります。それは、薬、医薬品です。皆さんは、世界三大医薬品をご存じですか。1つ目は消化剤、胃薬であるタカジアスターゼです。お腹がいっぱいになったときに飲む消化剤ですが、これは100年以上前に開発されました。2つ目が、鎮痛解熱剤のアスピリンです。痛みを抑え、風邪などを引いたときに熱を下げる薬です。そして、3つ目はアドレナリンです。どういう薬かといいますと、血をとめる、出血をしたときに血をとめる止血剤がアドレナリンです。このアスピリン、タカジアスターゼ、アドレナリンの3つの薬は、いずれも100年以上前に開発され、今も使われている薬です。金沢ゆかりの世界的化学者、高峰譲吉 この3つの薬のうち、実はタカジアスターゼとアドレナリンの2つは、皆さんが後ほど見る映画「さくら、さくら」の主人公が開発した薬なのです。その主人公は高峰譲吉という偉大な化学者ですが、金沢の方です。1854年にお医者さんの息子として生まれ、1922年に67歳で亡くなっています。 皆さんは今、日本に留学していますが、高峰譲吉博士は100年以上前にイギリスに3年間留学しました。その後、アメリカに渡り、タカジアスターゼという消化剤とアドレナリンという止血剤を開発しました。高峰博士の奥さんは、アメリカ人です。100年以上前のことですから、アジアの非常に小さな国の男性とアメリカの女性が結婚をするというのは極めて珍しいケースです。アメリカで研究を続け、当時はアメリカで最も有名な日本人と言われていました。 高峰博士の映画を後ほどご覧になっていただきますが、映画の最初のシーンで高峰博士の妹のお孫さんのエピソードが出てきます。博士は妹と2人兄弟ですが、映画ではその妹のお孫さんが看護師をしているという人物設定です。映画の冒頭、その看護師とお医者さんのやりとりが出てきます。 救急患者が病院に運び込まれ、手術ということになります。出血していますから、ドクターは看護師に止血剤を出しなさいと指示をします。そのとき、ドクターが、アドレナリンを違う名前で言います。「エピネフリンを打ちなさい、使いなさい」と指示します。やがて手術が終わり、看護師とドクターが廊下に出ますが、そこで看護師がドクターに抗議します。「エピネフリンなんて言わないでください。正確にアドレナリンと言うべきじゃないですか」と言います。それが後ほど見ていただく映画の冒頭のシーンです。ノーベル賞に値する、高峰博士の業績 話は少しややこしいかもしれませんが、高峰譲吉が100年以上前にアメリカでアドレナリンという、今現在も使われている画期的な止血剤を開発した。この止血剤がなければ、飛田 秀一 JAPAN TENT開催委員会会長
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