The 25th JAPAN TENT
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26ても、全てを温かく見ていて、元気づけてくれるという内容でした。大変、素晴らしいことだと思います。(戸丸)私たちも桜を見ますが、桜も私たちを見てくれているんですね。そういう魂の交流というものが昔から日本では、桜に関しては特にありますよ。桜はまさに日本を代表する花ですから、歌や着物、映画など、たくさんの場面で登場します。 玉川さんが頭に付けていらっしゃる髪飾りも、桜がモチーフですね。ここで一つ、大正から昭和初期に活躍した詩人、金子みすゞの詩、『山桜』を朗読させていただきます。 さくら、さくら、山ざくら、私は髪に挿しました。 山ひめさまになりました。 さくら、さくら、山ざくら、その木の下に立ちました。 山ひめさまは立ちました。 さくら、さくら、山ざくら、舞っておみせ、といひました。 山ひめさまがいいました。 さくら、さくら、山ざくら、ひらりしゃらりと舞ひました。 山ひめさまにみせました。 さくら、さくら、山ざくら、髪から、みんな散りました。 駈け駈けかへる山みちで。(玉川)桜が咲くというだけではなく、散る時の潔さとか、永遠ではないからこそ美しいと感じる、日本人の心を表した素晴らしい詩だと思います。(戸丸)私たちにとっては、桜は心の花ですよね。お二人共、留学をされて異国の地で、例えば日本を思い出す時にどういった状況で桜を思い浮かべましたか。(玉川) 桜は日本では入学式とか大事な時に咲く花で、その美しさももちろんですが、一緒に見た友達や家族の顔とか、故郷に繋がるような温かい気持ちになります。(澤田)私が特に思い出すのは、北海道函館の五稜郭の桜です。まだ雪の残る山と桜、大変美しい景色で、もう亡くなってしまった祖母と見たことを思い出します。大学入学時に家族で桜の下で写真を撮ったこととか、桜を愛でる気持ちと同様に、離れて暮らしている家族とか大事な人のことを思い出します。(戸丸)ベトナムは蓮、パキスタンはジャスミン、トルコはチューリップ、中国は牡丹、台湾は梅など、それぞれの国には、それぞれ大切な花があります。 今、この会場には70の国と地域からの留学生がいます。皆さん、目をつぶり、自分の故郷の花を思い浮かべてみてください。 どうでしょう。今、この会場に70の素敵な花が咲いています。どの花が一番ではなくて、皆さんが心の中に抱いた花が本当に美しく咲いています。それを、私たちも同じような気持ちで見ることができます。それがジャパンテントの大きなテーマ、「ふるさと愛」ではないかなと思います。(玉川)私がアメリカに行った時も、たくさんの人が元気づけてくれました。家族愛や花を愛でる気持ちというのは万国共通だと思います。私もこれから大事にしていきたいと思いました。(澤田)どこの国にも、象徴する花があります。その花をもとに、家族のことや大事な人のこと、国のことを思い出す。そういう気持ちはどこの国の人も一緒だと思います。(戸丸)高峰譲吉博士が本当に心から願ったことも、花を植えることで手を携え、故郷を思い、お互いに分かり合っていこうということだったと思います。思いが一つになって、世界が一つに繋がる。ジャパンテントの「ふるさと愛」が世界を繋いでいけばいいなと思います。8火Tue28

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